世界的な熱狂を生んだ大阪・関西万博の記憶が新しい今、館内の展示はさらに劇的な進化を遂げている。万博で提示された「いのち輝く未来社会」のコンセプトを日常の生活技術へと落とし込んだブース群は、まさに必見の完成度だ。
ただパネルを眺める時代は完全に終わった。来館者が自らハンドルを握り、スイッチを押し、センサーに触れることで現象の真理を解き明かす体験型科学館のスタイルが徹底されている。クリーンエネルギーの循環システムを巨大な球体模型で直感的に理解するエリアや、超伝導技術を応用したリニア浮上の実演など、最先端技術産業の屋台骨を支える技術が目の前で息づく。難解な数式は一切使われていない。全身で感じる科学の面白さがここにある。