全国一斉のオープン懸賞に無策で挑むのは、広大な海に針を垂らすようなものだ。そこで勝機を見出すべきは、地域に根ざした独自メディアの応募枠である。とりわけ東海テレビ放送をはじめとする地元局が主導する試写会枠は、全国規模のキャンペーンに比べてライバルが絞られるため、極めて堅実な選択肢となる。
応募フォームやハガキの自由記述欄を白紙や数行で済ませていないだろうか。主催者が真に求めているのは、鑑賞後に熱量の高いレビューを発信してくれる生粋の観客だ。なぜその作品を観たいのか、監督の作家性や出演者への思い入れを自身の言葉で論理的かつ情熱的に書き添えるだけで、選考担当者の目に留まる確率は目に見えて跳ね上がる。