一度固定された内部結合を自宅で完全に元通りにすることは不可能ですが、スタイリング技術と乾かし方の工夫によって、見た目の不自然さを劇的にカバーすることは十分に可能です。明日から使える具体的なリカバリー手順を紹介します。
まず見直すべきはドライヤーの乾かし方です。タオルドライ後、髪を乾かす際は「分け目を完全に無視する」ことが鉄則となります。下を向き、後頭部から前頭部に向けて風を当てながら、指の腹で頭皮を優しくこするようにして毛根を左右交互に揺らします。生えグセと逆方向に毛束を引っ張りながら根元に温風を当て、最後に冷風を当ててキューティクルを引き締めると、自然な立ち上がりが記憶されます。
日々のアイロンワークでは、アイロン温度設定を140℃〜160℃の低温に抑えるのがポイントです。180℃以上の高温で再度毛髪をプレスすると、すでにダメージを負ったケラチンタンパク質が熱変性を起こし、修正が利かなくなります。ストレートアイロンを根元付近に差し込む際は、頭皮に対して弧を描くように手首を回転させ、緩やかな「Cカール」を作る意識で熱を通します。
前髪ぺたんこ対策としては、32mm〜38mmのマジックカーラーをメイク中に根元まで巻き込んでおく方法が極めて効果的です。また、頭皮の皮脂が髪に移行してペタつきを強調しているケースが多いため、ドライシャンプーや皮脂吸着パウダーを生え際になじませることで、夕方になっても潰れない清潔感のあるトップを維持できます。