サロンの施術現場において、ツーブロックにした直後の違和感として最も多く挙げられるのが「サイドがカッパのように横に広がる」「もみあげだけが浮いて馴染まない」という現象です。理美容師への取材によると、このトラブルの約8割は毛流(生え癖)と毛密度のアンダーカット設計ミスに起因しています。
日本人の髪質は欧米人に比べて一本一本が太く、断面が円形に近いため、直毛で外側に張り出して生えやすい特性を持ちます。もみあげ周辺をバリカンで一律の長さに刈り落としてしまうと、根元の立ち上がりがそのまま表面化し、上から被さる髪を押し上げてしまいます。これが、ツーブロックでもみあげが浮く理由の正体です。
また、「もみあげをどこまで刈るか」の境界線設定を見誤り、本来残すべき生え際ラインまで剃り上げてしまうと、顔の余白が強調されてエラが張って見えたり、面長が際立ったりする視覚的リスクが生じます。