暁千星の最大の武器であるダンスは、5歳から始めたクラシックバレエに端を発します。コンクールで数々の優秀な成績を収め、一時は本気で海外バレエ留学を目指していた本格派でした。
しかし、舞台芸術としての宝塚歌劇に出会い衝撃を受けた彼女は、難関とされる宝塚音楽学校を一発受験し、見事首席で合格を果たします。入学後も慢心することなく技を磨き続け、卒業公演でも文化祭の主役を務め首席で入団しました。
月組時代の苦悩と星組組替えによる劇的な進化
2012年の入団後、月組に配属された暁千星は、研究科3年目(入団3年目)にして『明日への指針』新人公演の単独初主演に抜擢されます。その後も4度の新人公演主演やバウホール公演単独主演を果たすなど順風満帆に見えましたが、当時は「実力に対する重圧」と戦う日々だったと後のインタビューで述懐しています。
転機となったのは2022年5月の星組への組替えです。礼真琴率いるエネルギッシュで情熱的な星組の舞台空間に飛び込んだことで、持ち前の圧倒的なダンステクニックに加え、男役としての骨太な色気と芯の通った歌唱力が開花。舞台上での存在感は一段と増し、トップスターの頼もしい相棒として組を力強く支えています。