60周年を迎え、さらなる進化を目指す番組において、早くも「次の空席」や新たな仕掛けに対する予想合戦が過熱している。寄席で連日満員御礼を叩き出す注目の若手真打や、女性落語家の起用を期待する声、さらには東西の枠を超えた上方落語家の参入説まで、噂は尽きない。
制作関係者が重視するのは、単なる知名度ではなく「毎週日曜日に画面越しに出会いたいと思わせる人間的魅力」だという。厳しい修行に耐え抜いた伝統芸能の担い手でありながら、テレビという大衆メディアの波に乗る柔軟性を持つ者――。落語界の層の厚さを考えれば、いつ新たなスターが誕生してもおかしくない状況が続いている。