だが、理由をひとつの「失恋」だけに求めるのはあまりに単純化しすぎている、と現代の専門家たちは指摘する。当時の岡田さんは、スターダムを駆け上がる一方で、プライベートの時間を完全に奪われていた。
連日のテレビ出演、地方でのライブ、取材、レコーディング。睡眠時間は連日わずか数時間という過酷な労働環境にあった。高校を卒業したばかりの18歳が、自身の感情を整理し、頼れる第三者とじっくり対話する時間などどこにも存在しなかった。疲弊した心身と孤立感が、正常な判断能力を失わせる「衝動性」を生み出した側面は見逃せない。