同社の快進撃を支える最大の武器が、細径高密度光ファイバケーブル「SWR(Spider Web Ribbon)」と「WTC(Wrapping Tube Cable)」だ。テープ状に加工された光ファイバが蜘蛛の巣状に間欠的に接着されており、極限まで細く、かつ柔軟に束ねることができる。
敷設工事の現場では、ケーブルの太さと重量、施工スピードがコストを大きく左右する。フジクラのSWR/WTCは作業時間を大幅に短縮できるため、北米のハイパースケーラー(超大規模データセンター事業者)から絶大な支持を獲得した。他社が追随を図るものの、量産体制の安定感と品質の高さにおいて、同社の先行逃げ切り態勢は揺るがない。