尼崎を訪れた巡礼者がまず目指すべきは、阪神電車・JRの主要駅を拠点とした効率的な周遊ルートだ。定番中の定番といえるのが、六年生のキャラクター名に由来する「潮江素盞嗚神社」や「七松八幡神社」を巡るコースである。境内にはファンが奉納した愛あふれる絵馬が所狭しと並び、作品とファンの深いつながりを実感できる。特に潮江エリアでは、地元の和菓子店や居酒屋がキャラクターにちなんだ特別メニューを提供しており、旅の立ち寄りスポットとして絶大な人気を誇る。
一方で、コアなファンに密かに支持されているのが、静かな歴史遺産や入り組んだ路地に潜む穴場スポットだ。武庫川沿いの散策路や「食満」「善法寺」「尾浜」といった閑静な住宅街に佇む小祠は、観光地化されすぎていないからこそ、キャラクターが生きてきた世界の気配を感じられると評価が高い。あまがさき観光局が発行する最新の観光ガイドや散策マップを手に、スマホのナビだけに頼らず自分の足で裏路地を探索することこそ、尼崎の魅力を100%味わい尽くす極意と言えるだろう。