新港突堤西地区は、もともと貨物船が飛び交う物流の要衝だった。高度経済成長期を支えた港湾施設は、時代の変化とともにその役割を徐々に減退させていった。そこへ登場したのが、270度を海に囲まれた絶好のロケーションを活かす大規模再開発プロジェクトだ。
設計には、港町・神戸の歴史的景観との調和が細部まで組み込まれている。ガラス張りのファサードからは波光と神戸港の夜景が一望でき、施設内へと足を踏み入れた瞬間から非日常空間が広がる。ウォーターフロントの海風を感じながら過ごすアリーナ前広場は、イベントのない日でも市民の憩いの場として定着した。