実行委員会の中核として不可欠な存在が、滋賀県と大津市という二つの自治体だ。単なる名義貸しの後援にとどまらず、補正予算や観光振興費の名目で多額の補助金・分担金を拠出している。
大津市は開催地としての公共インフラの提供や清掃作業の支援、地元自治会との調整窓口を一手になう。滋賀県は広域的な交通規制の周知や、近隣府県からの集客・防災計画の統括を担う。自治体が主体的に関わる最大の理由は、琵琶湖の花火大会が単なる娯楽イベントにとどまらず、年間を通じて地域経済に数百億円規模の波及効果をもたらす巨大な観光資源だからだ。