グランドメニューの華やかさに目を奪われがちだが、通がひそかに頼む隠れた逸品や裏メニューの存在も見逃せない。例えば、瀬戸内の新鮮な海の幸を仕入れた日だけに提供される鮮魚の清蒸(広東風姿蒸し)は、魚の鮮度とネギ油の香気、特製醤油ダレが三位一体となった贅沢な皿だ。
さらに、丁寧に下処理された牛肉と季節野菜のトウチ炒めや、スープの澄み切った味わいが身体に染み渡る特製ワンタンなど、仕入れ状況によってシェフが腕を振るう特別料理もある。スタッフに「今日の特別な一皿は何ですか」と軽く尋ねてみるだけで、食通の世界がもう一段階広がるはずだ。