二人の関係性を語る上で、決して外すことができない共通項がある。それがライフスタイルそのものとも言える、徹底した趣味へのこだわりだ。
風を切る音。オイルの匂い。岩城滉一といえば、かつてから日本のモーターサイクルカルチャーやサーキットシーンを牽引してきた生粋のスピード狂として知られる。一方の反町隆史もまた、大型バイクを自在に操り、琵琶湖でのバスフィッシングに情熱を注ぎ込むハードなアウトドア派だ。飾らない素顔、自然やマシンと対峙する時に見せる剥き出しの表情。妥協を許さない男たちの生き様は、言葉を交わさずとも互いの背中を通じて深く共鳴し合ってきた。
都会の喧騒から離れたガレージで、愛車の手入れをしながら語り合う静かな時間。そこにあるのは、仕事の損得勘定を排した純粋な大人の信頼関係に他ならない。