東京ディズニーシーの拡張エリア「ファンタジースプリングス」は、オープンから月日を経た今もなお強烈な集客磁石として機能している。なかでも『アナと雪の女王』をテーマにした「アナとエルサのフローズンジャーニー」の求心力は凄まじい。朝一番の入園ゲートを抜けたゲストの大多数が、スマートフォンを操作しながら目指す先はこの北欧の雪景色だ。
この新エリアへの一極集中は、パーク全体の混雑バランスに歪みを生んでいる。朝の時間帯、ファンタジースプリングス周辺に通じる通路は早足のゲストで埋め尽くされる一方、ポートディスカバリーやロストリバーデルタの既存アトラクションは一時的な「空白地帯」となる。朝の貴重な60分をあえてクラシックな人気コースターに充てるか、それとも課金してでも新エリアの雪と氷の世界へ飛び込むか。ゲートをくぐる前の決断が、その日の満足度を決定づける。