新入生や新学期の在学生を最も混乱させるのが、「履修登録をしたのにMoodleに授業コースが表示されない」という同期ラグの問題です。この混乱の背景には、学務基幹ポータルであるLoyolaと、学修支援システムであるMoodleが担う役割の根本的な違いが存在します。
上智大学学生ポータルとして機能するLoyolaは、学籍管理、学費、公式な履修登録、成績照会を司る「大学教務の公式台帳」です。一方でMoodleは、日々の講義資料配布、課題提出、オンライン小テストを行うための「授業現場のプラットフォーム」に過ぎません。履修登録期間中にLoyola上で科目を追加・修正しても、そのデータが即座にMoodleへとリアルタイム反映されることはありません。
表に示した通り、上智大学Loyola連携の仕組みは深夜のバッチ処理(夜間に自動で行われるデータの一括同期)に依存しています。昼休みにLoyolaで科目を追加しても、その日の午後の授業時間までにMoodle上にコースは出現しません。初回講義の資料が必要な場合は、上智大学シラバス参照から事前に担当教員の指示を読み取るか、教員に事情を伝えて個別に資料の共有を仰ぐのが確実な立ち回りです。