社外秘の流出や顧客情報の漏洩など、実害を伴う誤送信を起こしてしまった場合、最終的に求められるのが社内向けの始末書・顛末書の提出です。メール誤送信の始末書書き方には、社内処分の重さを左右する明確な作法が存在します。
始末書で最もやってはならないのは、「忙しかった」「システムが使いにくかった」といった環境への責任転嫁です。人事・総務部門や役員が注視しているのは、「事象の客観的経緯」「原因の論理的特定」「二度と同じミスを起こさないための物理的・仕組み的な再発防止策」の3点です。
再発防止策として「今後は指差し確認を徹底します」といった精神論を書いた場合、ほぼ確実に差し戻されます。「宛先入力時のオートコンプリート機能を社内PCで無効化する」「社外向けメールは必ずBccではなく安全な配信システムを経由させる」「送信保留時間を30秒に設定し、ダブルチェック用のアドオンを常駐させる」など、人間の意思の弱さに依存しないシステム的な対策を明記することが、信頼回復への唯一の道筋です。