編集部が実施した主要都市圏の店舗フィールドワークおよびSNS上のユーザーコミュニティ調査では、リアルな購買実態が浮き彫りになりました。
都内のサンリオ直営店を訪れた20代会社員は、取材に対して次のように語っています。
「朝の開店前に並んでようやく手に入れたクッキー缶は、食べるのがもったいないほどの繊細な仕上がりでした。中身を楽しんだ後はドレッサーのリップスタンドにしています。1個2,000円台でも、毎日の暮らしの中で視界に入るたびに癒やされるので十分にお釣りが来ます」
一方、コンビニエンスストアでの争奪戦に関しては、現場ならではのシビアな実情も確認されています。大手コンビニチェーンの夜勤スタッフへのヒアリングによると、「火曜日の深夜便で食玩や限定グミが入荷するが、1店舗あたりの割り当ては1箱(10〜12個)程度にとどまるケースが多い」とのことです。特定のファンが箱買い(アソート丸ごと購入)を行うと、一般客の目に触れる前に店頭から姿を消してしまう構造が存在します。
SNS上でも「5軒ハシゴしてようやく見つけた」「スーパーのお菓子売り場の奥にひっそり残っていた」という声が多数見受けられ、流通規模の大きさに反して特定の人気商品に出会える確率は店舗ごとの発注判断に大きく左右されています。