現在の六星占術を語る上で欠かせないのが、創始者である故・細木数子氏から、現在の家元である細木かおり氏への事業・看板の継承プロセスです。昭和・平成のテレビ番組で「地獄に落ちるわよ!」の決め台詞とともに社会現象を巻き起こした数子氏は、2008年頃にテレビレギュラーを降板し、後継者育成へと舵を切りました。
後継者となった細木かおり氏は、数子氏の実妹の長女であり、血縁上は「姪」にあたります。幼少期より数子氏から後継者としての薫陶を受け、2014年からは数子氏のマネージャー兼アシスタントとして本格的に鑑定現場に従事。2016年には養子縁組を結んで法的な親子となり、正式な「継承者」としての地位を確立しました。数子氏が2021年11月に83歳で逝去した後は、細木数子事務所の代表として全事業を引き継いでいます。
かつての数子氏の鑑定スタイルが、歯に衣着せぬ強烈な叱咤激励と家父長制的な先祖供養の重視であったのに対し、細木かおり氏が牽引する現在の六星占術は、現代のライフスタイルに合わせた大幅なアップデートが図られています。
公式YouTubeチャンネル「細木かおりチャンネル」や各種SNS、オンラインサロンでの発信を見ると、言葉遣いは極めて柔和で親しみやすく、子育てや夫婦関係の悩みに寄り添う「ライフカウンセラー」としての側面が色濃くなっています。かつての恐怖訴求から、現代社会のストレスを緩和する「メンタルマネジメントの指標」へとブランドをリポジショニングしたことが、若い世代を取り込み続けている要因と言えます。