「規定量の半分しか飲まずに寝落ちしてしまう」「ゲップと一緒に毎回ミルクを戻してしまう」といった悩みも、この月齢特有の体の発達段階が関係しています。
まず、生後1ヶ月でミルクを飲む量が少ないと感じる場合、哺乳瓶の乳首(ニップル)のサイズや形状が合っていないトラブルが多発しています。吸う力が強くなってきたのに新生児用(SSサイズなど)を使い続けていると、赤ちゃんが疲れて途中で力尽きてしまいます。乳首のサイズをSサイズやスリーカット型に変えるだけで、スムーズに飲み干せるようになる事例は珍しくありません。
一方、生後1ヶ月の吐き戻しの主な原因は、赤ちゃんの胃の形状が大人と違って直線的な「とっくり型(円筒状)」であり、胃の入り口(噴門部)の筋肉がまだ緩いためです。ミルクを飲む際に一緒に空気を飲み込んでしまうと、胃の中にたまった空気の泡が押し出されるタイミングでミルクが溢れ出ます(溢乳)。
授乳後は必ず縦抱きにして丁寧にゲップを出させ、ゲップが出ない場合でも10〜15分ほど上体を少し高くした姿勢をキープしてください。ただし、噴水のように勢いよく吐き出す、吐いたものに緑色の胆汁や血が混じっている、体重が全く増えないといった兆候がある場合は、幽門狭窄症などの疾患が疑われるため、速やかに小児科を受診してください。