実際の店舗における熱気はどのようなものなのでしょうか。現場の観察と、ネット上に蓄積された膨大なハラールラーメン帆のる 口コミを精査すると、そこには単なる「飲食店」にとどまらない、文化の交差点としての姿が浮かび上がってきます。
店舗を訪れると、英語、インドネシア語、マレー語、アラビア語など多彩な言語が飛び交っています。ヒジャブを纏った女性グループや家族連れが、熱々のどんぶりを前に満面の笑みを浮かべ、スープを一口飲んだ瞬間に「Alhamdulillah(神に感謝を)」と口にする光景は日常茶飯事です。インドネシアから家族で訪れたという観光客は、取材に対して次のように語ってくれました。
「母国にいるときからSNSで帆のるの噂を聞いていました。日本に来て本物のラーメンを食べることは長年の夢でしたが、成分表示への不安が常にありました。ここでは何も疑うことなく、子どもと一緒に心から安心して美味しいラーメンを味わえる。これ以上の感動はありません」
さらに、多くのムスリム旅行者が最大の安心材料として挙げるのが、店内に設置された帆のる 礼拝スペースです。イスラム教徒は1日に5回の礼拝を行いますが、過密な旅行スケジュールの中で清潔かつ静穏な礼拝場所を探すことは至難の業です。同店では、礼拝前に手足を清める「ウドゥ(小浄)」の水場を備えた専用個室を用意しており、「食事と礼拝が同じ場所で完結する」という利便性が、旅のストレスを劇的に軽減させています。
一方で、ハラールラーメン帆のる 評判は日本人客の間でも着実に広がっています。「ハラールと聞いて薄味を想像していたが、鶏の濃厚さがガツンと来て普通の有名鶏白湯より美味い」「後味が驚くほど軽やかで胃もたれしない」といったレビューが目立ち、先入観を持たずに味のみでリピーター化する日本人ビジネスパーソンや学生が確実に増加しています。