毎試合、試合開始の数時間前に出揃う日本ハム対ロッテスタメン発表と、前日に告知される日本ハム対ロッテ予告先発は、ベンチが仕掛けたチェスゲームの序章と言えます。相手エースの投球スタイルに合わせて打順をガラリと組み替える日本ハムベンチの柔軟性と、相手投手の左右や球種割合に応じてデータに基づいたベスト布陣を当ててくるロッテの論理的なアプローチが、スタメン表の1番から9番までに色濃く反映されます。
特に注目すべきは「下位打線の機能性」と「守備シフトの敷き方」です。クリーンアップへの警戒が強まる中、下位打線が出塁して上位に回せるかどうかがビッグイニング発生の分岐点となります。実際、勝利を収めた試合では、7番・8番打者が粘って四球をもぎ取り、1番・2番の足を使った攻撃へ繋げるケースが目立ちました。
また、予告先発の投手運用においても、単に中6日で回すだけでなく、対戦打者ごとの相性や球場マウンドの硬さとの適合性を綿密に計算したローテーション再編が随所に見られます。現場のブルペン担当コーチやアナリストの緻密な分析が、日々のオーダーシートに凝縮されているのです。