店頭やレシピサイトで混在して使われる「ライスペーパー」と「生春巻きの皮」という言葉。両者に明確な違いはあるのでしょうか。結論から言えば、指している食品自体は全く同一のものです。ベトナム現地では「バーン・チャン(Bánh tráng)」と呼ばれ、英語圏でライスペーパーと翻訳されたものが、日本国内において用途から「生春巻きの皮」と呼称されて定着しました。
しかし、名称は同じでも「中身の配合」には製品ごとに大きな違いが存在します。注目すべきは、生春巻きの皮の原材料とタピオカ粉の配合バランスです。伝統的なベトナム北部の皮は米粉、塩、水のみで作られ、米本来の素朴な風味としっかりした歯切れが特徴です。一方、現在日本で流通している製品の主流は、キャッサバの根茎から抽出される「タピオカデンプン」をブレンドしたタイプです。
タピオカ粉の配合割合が高い製品は、透明感が高く、破れにくく、噛んだときに強烈なモチモチ感を生み出します。家庭での調理において破れにくさを重視するなら、原材料表記の先頭に「タピオカデンプン」が記載されている製品を選ぶのが確実な防衛策となります。
一方で、健康管理やボディメイクの観点から気になるのが生春巻きの皮のカロリーと糖質一覧です。米やイモ類を主原料とするため、ヘルシーなイメージに反して炭水化物密度は決して低くありません。一般的な数値データを把握しておくことが賢明です。