「きばいやんせ」は非常に汎用性の高い言葉ですが、人間関係の距離感によって使い分ける必要があります。基本的には、同僚、後輩、友人、親しい間柄の年長者に対して用いるのが最も自然です。
例えば、部活動の試合前、受験を控えた学生への声かけ、あるいは仕事で大きなプロジェクトに挑む同僚を送り出す場面などで、「明日から本番じゃっど、きばいやんせ!(明日から本番だね、頑張ってね!)」といった形で使われます。
注意したいのは敬語表現としての位置づけです。「〜やんせ」は親愛の情を込めた丁寧な語尾ではあるものの、厳格な上下関係が存在するビジネスシーンにおいて、目上の上司や取引先の重役に対してそのまま使うとややフランクすぎる印象を与えかねません。目上の方に対して敬意を尽くして励ましや労いを伝える場合は、「きばいやったもんせ(お気張りくださいませ)」や、標準語で「応援しております」「お力を尽くされますようお祈り申し上げます」と言い換えるのがビジネスマナーとして無難です。