突然の怒りや万引きはなぜ?前頭側頭型認知症の初期症状と家族の備えを徹底解説

突然の怒りや万引きはなぜ?前頭側頭型認知症の初期症状と家族の備えを徹底解説

突然の怒りや万引きはなぜ?前頭側頭型認知症の初期症状と家族の備えを徹底解説の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

認知症といえば「物忘れ」を想像する人が大半ですが、前頭側頭型認知症とアルツハイマー病には明確な差異が存在します。

アルツハイマー病の初期は「海馬」を中心に萎縮が進むため、直近の出来事を忘れる記憶障害や道に迷う見当識障害が主症状となります。一方、前頭側頭型認知症の初期は記憶力や計算力、空間認識能力が比較的保たれる傾向にあります。そのため、日付や家族の顔を正確に覚えていながら、平然とルールを破るような行動が見られます。

また、発症年齢の傾向も大きく異なります。アルツハイマー病が高齢者に多いのに対し、前頭側頭型認知症は若年性認知症の代表格であり、50代から60代前半の働き盛りの時期に発症する割合が高いのが特徴です。仕事上のトラブルや家庭内での不和を単なる更年期障害やうつ病、ストレスと誤認され、確定診断までに数年を要する事例も珍しくありません。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。