東急百貨店本店が開業したのは1967年(昭和42年)のことでした。高級住宅街である松濤に隣接し、富裕層や文化人から長年親しまれるなか、本館の売り場面積を補完し、より専門性の高いライフスタイル提案を行うために開設されたのが別館群(第1別館、第2別館、別館クロワッサンなど)でした。
第2別館には、時代の先端を行くカルチャーや趣味性の高い専門ショップ、輸入雑貨、上質なインテリア、あるいは書籍・アート関連の売り場など、本館の落ち着いた百貨店フロアとは一線を画す個性的なテナントがラインナップされていました。松濤の住人だけでなく、渋谷の喧騒を離れて上質なショッピングを楽しみたい大人たちにとって、隠れ家的な散策ルートとしての役割を果たしていたのです。