「犬の肉球は野生時代から鍛えられているから頑丈」というのは誤解です。現代の室内飼育犬はフローリングの摩擦やエアコンの乾燥に晒されており、さらに毎日の散歩では硬いアスファルトや夏場の熱気、冬場の冷気と過酷な環境に直面しています。
肉球の角質層が水分を失うと、弾力が低下して犬の肉球のカサカサやひび割れが進行します。悪化すると、歩くたびに亀裂が開いて出血し、傷口から細菌が入って化膿する恐れがあります。また、乾燥した肉球はグリップ力を失うため、フローリングで足を取られて股関節や膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニアを発症する重大な引き金にもなりかねません。愛犬の健康寿命を守るためにも、日常的な足裏の滑り止め保湿ケアは欠かせない予防医療の一環です。