高校ハンドボール界の年間カレンダーにおいて、二大看板となるのが3月開催の全国高校選抜大会と、盛夏を彩るインターハイ(全国高等学校総合体育大会)です。全国高等学校体育連盟ハンドボール専門部が発表した日程によると、節目となる第49回全国高等学校ハンドボール選抜大会は、例年熱戦の舞台となってきた山形県や愛知県などの主要アリーナを中心に開催準備が進められ、全国各ブロック予選を突破した男女各40校を超えるチームが顔を揃えます。
春の選抜は新チーム立ち上げから約半年という時期に行われるため、チーム完成度よりも「個の突破力」と「冬場のフィジカル強化量」がダイレクトに結果へ直結します。一方で、夏のインターハイハンドボール競技日程は過密日程との戦いでもあり、連戦を戦い抜くベンチ層の厚さとコンディショニングが決定的な差となります。高校ハンドボールトーナメント組み合わせ表が公表されるたびに、指導者陣の間では「どのブロックに強豪が偏ったか」「シード校の初戦の相手はどこか」という緻密な計算が張り巡らされます。
選抜大会の会場特有のフロア感覚や空気圧、連戦による疲労蓄積は番狂わせの温床です。実際、過去の大会でもノーシードの公立校が初戦で全国屈指のシード校をロースコアの泥仕合に引きずり込み、終了間際の速攻1本で大金星を挙げる光景が繰り返されてきました。大会期間中は全国高校ハンドボール選抜大会結果速報の更新ごとにSNS上で歓喜と悲鳴が飛び交い、リアルタイムでの戦況把握が欠かせません。