鼻の横のニキビが痛い・治らない原因とは?面疔との違いと正しい治し方

鼻の横のニキビが痛い・治らない原因とは?面疔との違いと正しい治し方

鼻の横のニキビが痛い・治らない原因とは?面疔との違いと正しい治し方の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

「数週間経っても赤みが引かない」「市販のニキビ薬を塗っても全く効果がない」という場合、その病態は一般的なニキビではない可能性を疑う必要があります。小鼻の横に現れる代表的な3大皮膚疾患の鑑別ポイントを整理しました。

疾患名主な原因菌・発症機序症状の特徴と痛みのレベル編集部の見解・推奨アプローチ尋常性痤瘡
(通常の赤ニキビ・しこり)毛穴の詰まり(微小面皰)内でアクネ菌が過剰増殖中心に白〜黄色の膿や角栓が見える。圧痛はあるが自発痛は中程度抗炎症・殺菌成分配合の市販薬、または皮膚科での外用薬処方が有効面疔(めんちょう)
(毛包炎・せつ)毛包深部に黄色ブドウ球菌等の化膿菌が侵入・感染急速に赤く大きく硬く腫れ上がり、触れなくてもズキズキと激痛が走るセルフケアは厳禁。速やかに皮膚科で抗生物質の内服・外用治療が必要脂漏性皮膚炎
(小鼻の赤み・湿疹)皮脂を好む皮膚常在菌「マラセチア(真菌)」の過剰繁殖小鼻の溝に沿って赤みが広がり、細かい皮むけ(落屑)やかゆみを伴うニキビ薬は無効。抗真菌外用薬や低刺激な洗顔・皮脂コントロールが必須

特に注意すべきが面疔(めんちょう)です。解剖学上、鼻の頭から両小鼻、上唇にかけての三角形の領域は「危険三角(デンジャラストライアングル)」と呼ばれています。この領域の静脈には逆流を防ぐ弁が存在せず、血流が頭蓋内の海綿静脈洞へと直結しています。化膿した面疔を指で無理に圧迫して菌を血管内へ押し込んでしまうと、稀に重篤な頭蓋内感染症を引き起こすリスクがあるため、自己処理は絶対に行ってはなりません。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。