下着選びに関してネット上で信じられている言説の中には、人体構造や生理学的な観点から見て誤った思い込みが少なくありません。
誤解1:「締め付けを避けるため、ワンサイズ上を選ぶのが健康的」
大きすぎるショーツを着用すると、歩行のたびに布地と皮膚の間で微細な摩擦が発生し、デリケートゾーンや鼠蹊部の黒ずみ(色素沈着)を誘発する主因となります。また、クロッチが密着しないことで汗の吸収率が低下し、雑菌の繁殖を招くリスクが高まります。下着は緩すぎず、締め付けすぎない「ジャストフィット」が原則です。
誤解2:「天然素材の綿100%を選んでおけば絶対に蒸れない」
コットンは吸湿性に極めて優れていますが、一方で「水分を吸った後の乾きが遅い(保水性が高すぎる)」という物性上の弱点を持ちます。汗を大量にかいた後、冷えた湿気がこもり続けることで皮膚のバリア機能を損ねる場合があります。運動時や高温多湿の環境下では、吸汗速乾性に優れた高機能マイクロファイバーや、テンセル、シルク混紡素材の方が衛生面で有利に働くケースが存在します。
誤解3:「Tバックは肌に食い込んで痛いもの」
初期の平面的な作りの製品では摩擦が生じやすかったものの、現在のソングは骨盤の傾斜に合わせた立体パターンで設計されています。正しいサイズと伸縮性のあるレース・マイクロファイバー素材を選べば、むしろ「布地の余りやズレによる違和感が一切なく、最も着用ストレスを感じない」という着用感を実現できます。