東武東上線大山駅南口から西へ伸びるハッピーロード大山を歩くと、かつて一本の屋根で完全に覆われていたアーケードの一部が途切れ、巨大な高層建築の威容が視界に飛び込んできます。大山町クロスポイント周辺では、地上20階を超えるタワーマンション(シティタワー板橋大山など)が姿を現し、足元には真新しい商業施設区画が配置されています。
ハッピーロード大山の歴史は戦後の闇市から始まり、1978年に初代アーケードが完成して以来、板橋区を代表する庶民の生活拠点として機能してきました。しかし現在、商店街の中央部は「空が見える商店街」へと姿を変え、新旧の景観が混ざり合う過渡期の様相を呈しています。
地元関係者や買い物客の間では「昔ながらの雨に濡れない一体感が失われた寂しさ」を口にする声がある一方で、「新設された広場スペースや歩行者空間が綺麗で歩きやすくなった」という好意的な評価も増えており、街の受け止め方は世代や立場によって分かれています。