Q1:ネット通販で「デジタル補聴器」と称して1万円台で売られている商品は本物ですか?
A1:注意が必要です。商品名に「補聴器」と記載されていても、医療機器承認番号(例:第〇〇号など)が明記されていないものは実質的な集音器です。薬機法上の承認を得た正規の補聴器であるかどうかは、販売ページに医療機器認証番号の記載があるかを必ず確認してください。
Q2:集音器を使い続けると本当に難聴が悪化するのですか?
A2:悪化のリスクは十分にあります。集音器には補聴器のような個別の音域調整や突発的な大音量を防ぐ出力制限機能が備わっていないものが多いため、聞き取りづらい音を大きくしようとして全体ボリュームを上げると、過大な音エネルギーが内耳の有毛細胞を恒常的に傷つけ、騒音性難聴・音響外傷と同じ機序で聴力低下を招く恐れがあります。
Q3:片耳だけ聞こえにくい場合でも、両耳に補聴器をつけるべきですか?
A3:原則として両耳装用が推奨されます。人間は左右の耳に入る音の時間差と音量差によって音の方向や距離感を把握し、騒音下で会話を浮き立たせています。両耳につけることで片耳あたりの音量を小さく抑えられ、耳への負担を減らしながら自然な聴こえを実現できます。ただし、片耳のみに医学的な疾患がある場合などは医師の判断に従ってください。
Q4:補聴器の寿命は何年くらいですか?買い替え時期の目安は?
A4:税法上の耐用年数は5年と定められており、実質的な使用寿命も4年〜6年程度が一般的です。定期的なメンテナンスや部品交換を行うことで長く使えますが、加齢に伴い本人の聴力状態が変化するため、5年前後を目安に再調整や最新モデルへの買い替えを検討するのが理想的です。