沢田研二と伊藤エミの真実|18億の慰謝料と離婚劇の深層

沢田研二と伊藤エミの真実|18億の慰謝料と離婚劇の深層

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当時の離婚劇に対する大衆の反応は、決して一様ではありませんでした。女性ファンを中心とした当時のコミュニティでは、家庭を支え続けたエミに対する深い同情と、ジュリーに対する激しい失望の声が渦巻きました。特にコンサート会場で田中裕子との関係を詰問するファンが現れるなど、一時はスター生命の危機とさえ囁かれたほどです。

一方で、当時の現場に立ち会った芸能記者や音楽関係者の証言からは、沢田研二の尋常ならざる誠実さと頑固さが浮き彫りになります。関係者の一人は後年、次のように振り返っています。

「普通の一流芸能人なら、弁護士を立てて財産を守ろうとする。しかしジュリーは『エミさんと子供が一生不自由なく暮らせるなら、自分の手元には一円も残らなくていい』と本気で言った。事務所の幹部が止めるのも聞かず、築き上げた城をすべて明け渡したのです」

1989年、離婚から約2年の歳月を経て、沢田研二と田中裕子は出雲大社で正式に再婚を果たしました。派手な披露宴を行わず、厳かな神前挙式のみを選んだ姿勢にも、前妻と世間に対する贖罪の念が滲み出ていました。現在、5chやSNSの回顧スレッドなどを検証しても、「不倫は肯定できないが、全財産を渡して逃げも隠れもしなかったジュリーの引き際は、現代の不倫芸能人とは格が違う」という再評価が根強く存在しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。