ネット上の観光記事では「いつでも行けるマイナスイオンの癒やしスポット」として紹介されがちですが、自然環境特有のリスクと誤解が存在します。
第一の盲点は、渋川市赤城町にある棚下の滝 日本の滝百選に関する情報です。かつて棚下の滝は滝の裏側へ回り込める「裏見の滝」として絶大な人気を誇っていました。しかし、2011年の東日本大震災やその後の大雨に伴う岩盤崩落以降、滝裏への立ち入りは厳重に禁止されています。現在でも滝壺の手前にある「雄滝」の観瀑スペースまではアクセス可能ですが、古いブログ記事を鵜呑みにして「裏見ができる」と思い込んで訪れると期待外れに終わるリスクがあります。
第二の盲点は、安全柵の有無です。吹割の滝は、自然のままの景観を保つために川岸に人工的な転落防止柵が設けられていません。白線で示された安全区域を越えて撮影に夢中になり、足を滑らせる事故が過去に報告されています。水量が豊富な時期は岩肌が濡れて極めて滑りやすくなるため、グリップ力の高いスニーカーの着用が必須です。