岐阜県白川町を調べる上で、インターネット上で最も頻繁に見られる誤解や見落とされがちな盲点をジャーナリスティックに是正します。
誤解1:「白川町」と世界遺産の「白川村(白川郷)」は全く別の自治体
ネット検索等で最も多い混同が、合掌造り集落で世界的に知られる「白川村(大野郡)」との取り違えです。
- 岐阜県加茂郡白川町(しらかわちょう):岐阜県中東部に位置。美濃白川茶、東濃桧、清流クオーレの里、JR高山本線白川口駅が中心。
- 岐阜県大野郡白川村(しらかわむら):岐阜県北西部の飛騨地域に位置。世界遺産「白川郷合掌造り集落」を有し、富山県境に近い豪雪地帯。
白川町役場に白川郷の観光問い合わせが入るケースが散見されますが、管轄・位置ともに大きく異なりますので訪問・申請の際は十分な注意が必要です。
誤解2:新庁舎建設に対する財政負担と自治の課題
地方自治体における庁舎建て替え事業には、常に「過疎地域での多額の投資は妥当か」という議論がつきまといます。白川町においても、白川町長 選挙や町議会において庁舎建設の規模・財源配分を巡る議論が交わされてきました。
白川町役場では、国の過疎対策事業債や森林環境譲与税を有効活用し、地元木材利用による地域経済への資金還流を図ることで、実質的な町債負担を可能な限り圧縮するスキームを採用しました。単なるハコモノ整備にとどまらず、木造建築を通じた産業活性化のモデルケースとして成立させられるかが、今後の運用における評価の分かれ目となります。