店を訪れた誰もが目を見張るのが、運ばれてくる料理の圧倒的な迫力です。「海鮮家葱ぼうず」の看板メニューは、仕入れから火入れ、盛り付けに至るまで一切の妥協がありません。
まず外せないのが、日本海が誇る最高級白身魚「のどぐろ 塩焼き」です。皮目は炭火でパリッと香ばしく焼き上げられ、箸を入れた瞬間に透明で上質な脂がじゅわっとあふれ出します。身はふっくらと柔らかく、凝縮された上品な甘みと適度な塩気が、後述する淡麗辛口の地酒と完璧な調和を見せます。他都市の割烹で注文すれば倍以上の値がつくサイズ感が、日常使いの延長線上で堪能できる点は驚嘆に値します。
そしてテーブルを華やかに彩るのが「名物 刺身盛り合わせ」です。佐渡沖で獲れた南蛮エビ、活〆のヒラメ、ブリ、真鯛、バイ貝など、その日水揚げされた極上の魚介が豪快に盛り込まれます。一切れの厚みも贅沢で、鮮度抜群の魚ならではの心地よい歯ごたえと濃密な旨味を存分に堪能できます。
さらに同店の強みは、海鮮だけにとどまりません。栃尾の油揚げ、佐渡もずく、契約農家から仕入れる朝採れ野菜、そして締めには魚沼産コシヒカリを南部鉄器釜や土鍋で炊き上げる銀シャリが控えています。米の一粒一粒が立ち、艶やかに輝く炊きたてのご飯は、日本酒を嗜んだ後の胃袋に染み渡る極上の逸品です。
これら極上の料理をさらに引き立てるのが、壁一面に並ぶ新潟 地酒 日本酒の数々です。「八海山」「麒麟山」「〆張鶴」といった全国区の銘柄から、新潟県内限定流通の希少な純米大吟醸、季節限定のしぼりたて生原酒まで約50〜80種類以上が常備されています。スタッフに料理に合う一杯を尋ねると、的確なペアリングを提案してくれる知識の深さも、酒処・新潟ならではの醍醐味です。