Q1:LCC(格安航空会社)は大手航空会社よりも事故や墜落の確率が高いですか?
A1:統計上、そのような有意な差はありません。日本や欧米の航空法の下では、大手もLCCも全く同一の厳格な整備基準と運航基準が義務付けられています。LCCは同一機材(エアバスA320やボーイング737等)を大量導入して整備の習熟度を高めているケースが多く、機体自体の平均機齢も大手より若い傾向があります。運賃の安さはサービスの簡素化や座席間隔の圧縮、運用の高効率化によるものであり、安全運航の根幹を削っているわけではありません。
Q2:離着陸時の「魔の11分間(クリティカル・イレブン)」に気をつけるべきことは?
A2:航空事故の約8割が離陸時の3分間と着陸時の8分間に集中しているのは事実です。この時間帯に生存率を最大化するために、①靴を脱がずすぐに動ける状態にしておく、②シートベルトを骨盤の低い位置できつく締める、③非常口の位置と自席からの座席列数を確認しておく、④スマートフォンなどの動画視聴に没頭せず周囲の指示に耳を傾けられる状態にしておく、という4点を徹底してください。
Q3:フライト中に激しい揺れが起きてパニックになりそうな時の対処法は?
A3:まず「機体は主翼が大きく曲がっても絶対に壊れない強度で作られている」という物理的事実を思い出してください。次に、鼻から4秒吸って7秒止め、8秒かけて口からゆっくり吐き出す腹式呼吸を行い、交感神経の過剰な興奮を鎮めます。さらに、客室乗務員の落ち着いた様子を確認したり、ノイズキャンセリング機能で機内騒音を遮断し、好きな音楽に集中することがパニックを回避する極めて有効な現場メソッドです。