ネット上の口コミで「トリッキーで理不尽」と評されることがある本コースですが、その背景にはプレーヤー側の心理的トラップが隠されています。コース設計者の意図を理解せずに挑むと、思わぬ罠にはまる構造になっているのです。
典型的な例が、池が美しく絡むシグネチャーホールや、打ち下ろしのミドルホールです。多くのプレーヤーは「フェアウェイの真ん中へ可能な限り遠くへ飛ばそう」と力みますが、このコースではベストルートとされるエリアのすぐ脇に、絶妙な傾斜やガードバンカーが待ち構えています。
「ネットの低評価レビューを精査すると、ドライバーを握り続けてOBを連発した方の書き込みが目立ちます。実際は、3番ウッドやユーティリティでティーショットを刻み、確実に平らなライを確保したほうがパーオン率は跳ね上がります。罠が多いのではなく、リスクとリワードの計算が極めてシビアなコースなのです」
つまり、コースに立ち向かうのではなく、コースの形状に従って謙虚に打刻していくクレバーな姿勢こそが求められます。この心理的プレッシャーとマネジメントの妙味を理解した瞬間に、コースの評価は「理不尽な難コース」から「知的な挑戦の場」へと一変します。