Q1:指の第一関節が痛いとき、温めるべきですか?それとも冷やすべきですか?
A1:症状のフェーズによって対応が正反対になります。触れて明らかに熱を持っていたり、赤く腫れてズキズキ拍動するように痛む「急性炎症期」は、保冷剤などをタオルに包んで10〜15分程度冷やす(アイシング)のが効果的です。一方、熱感が引いたあとの慢性期や、朝起きた時のこわばりが辛い時間帯は、ぬるま湯に手をつけて温める(温熱療法)ことで血流が改善し、関節のこわばりが和らぎます。
Q2:へバーデン結節で一度曲がってしまった骨は、治療すれば元のまっすぐな指に戻りますか?
A2:残念ながら、一度骨棘が形成されて骨そのものが変形してしまった場合、投薬やセルフケアなどの保存療法で元の形状に戻すことはできません。骨の変形を物理的に治すには外科的な手術(骨切除や関節固定術など)が必要です。だからこそ、骨の変形が不可逆的に完了してしまう前の「初期の段階」で炎症を鎮火させ、進行を食い止める早期治療が極めて重要になります。
Q3:何科の病院に行けばよいですか?近所の整形外科でも大丈夫でしょうか?
A3:まずは一般的な整形外科で問題ありません。レントゲン検査を行えば、軟骨のすり減りや骨棘の有無からへバーデン結節であるかどうかの診断がつきます。ただし、より専門的な治療(機能温存のテーピング指導、粘液嚢腫の処置、難治性の痛みに対する手術相談など)を希望する場合は、日本手外科学会が認定する「手外科専門医」が在籍するクリニックや総合病院を受診することを強く推奨します。