結婚式の準備では、「お車代」と混同されがちな名目に「お礼(御礼)」があります。この2つは目的も対象者も明確に異なるため、封筒の表書きを混同してはなりません。
「お車代(御車代)」は、あくまで交通費や宿泊費の実費を主催者側が負担・補助するための名目です。遠方から来場したゲストや主賓に対して渡します。
対して「お礼(御礼)」は、結婚式当日に特別な役割を引き受けてくれた方への労いや感謝を伝える謝礼です。具体的には、受付を担当してくれた友人、余興やスピーチを披露してくれた同僚、二次会の幹事、司会者やカメラマンを引き受けてくれた知人などが対象となります。
もし「遠方から来て受付も手伝ってくれた友人」がいる場合はどうすべきでしょうか。このケースでは、名目を無理に1つにまとめず、「御車代」の封筒と「御礼」の封筒を別々に用意して2包渡すか、あるいは「御車代」として合算した金額を包み、渡す際に「遠方からの交通費と受付のお礼を兼ねております」と口頭で丁寧に伝えるのがスマートな作法です。