今まさに身体の熱感で苦しんでいる場合、どのような行動をとるべきでしょうか。現場で実証されている確実な体に熱がこもる冷まし方をまとめました。
最優先すべきは、血流量が多い太い血管が通る部位を物理的に冷やすことです。具体的には、首の後ろの両脇・鎖骨下・脇の下・太ももの付け根の4箇所。ここに冷えたタオルや保冷剤を当てることで、体内を巡る血液が効率よく冷却され、数分で体感熱が引いていきます。
水分補給においては、「常温の水」または「麦茶」を1時間に100〜150mlずつこまめに補給するのがベストプラクティスです。麦茶には大麦由来の微小循環を促す効果があり、内臓を冷やしすぎずに体熱を逃がすサポートをしてくれます。
日々の食事面では、カリウムや水分を豊富に含む体の熱を逃がす食べ物を積極的に取り入れましょう。
- 夏野菜類:きゅうり、トマト、ナス、ゴーヤ(余分なナトリウムと熱を尿として排出)
- 果物類:スイカ、メロン、キウイ(細胞の脱水を防ぎ、速やかに潤す)
- 豆類・海藻類:緑豆春雨、ワカメ、昆布(体内の余分な湿熱を排出する薬膳的効果)
さらに、体質改善を狙うなら東洋医学のアプローチも有効です。臨床で多用される体に熱がこもる漢方薬には以下のような処方があります。
- 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):激しい口渇と体熱感、熱中症気味の熱こもりに著効。
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):顔面紅潮、のぼせ、イライラを伴う交感神経過緊張の熱を強力に鎮火。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):更年期の不定愁訴や自律神経の波に伴う上半身のホットフラッシュに最適。