スマートフォンで「手芸店 近く 営業時間」と検索し、Googleマップに表示された「営業中」の文字を信じて現地に向かったものの、お目当ての生地が買えなかったというトラブルが多発しています。ここには、Web検索の営業時間と、生地屋特有のサービス運用との間に存在する決定的なギャップがあります。
布地を購入する場合、売り場に並んでいる反物(たんもの)から希望の長さを切り出してもらう「カット台」での対面作業が必須となります。商業施設内に入る大型店や都心の専門店では、店舗全体の閉店時刻が21:00であっても、カット台の最終受付は20:00や20:30に設定されているケースが少なくありません。特に週末の夕方以降は、裁断待ちの整理券が発行され、自分の番が回ってくるまでに30分〜1時間以上の待ち時間が発生することも日常茶飯事です。
また、ショッピングセンター内の店舗では館全体の営業時間短縮に伴い、平日のみ19:00閉店へ前倒しする事例が増えています。仕事帰りや日没後に駆け込む場合は、店舗の基本情報だけでなく「生地裁断サービスの受付終了時間」まで見越して動かなければ、ミシン糸ひとつ買うだけで生地本体の購入を断念せざるを得ない事態に陥ります。