サロン業界において「インカラミ」という単語は、単なるブランド名を超えて独自の補修メカニズムを指す言葉として定着しています。従来のサロントリートメントの多くは、毛髪内部に補修成分を浸透させた後、シリコンや植物オイルを主成分とする油分で外側をコーティングする手法が主流でした。しかしこの構造は、日々の洗髪によって外側の皮膜が剥がれ落ちると、内部の成分も数日から1週間程度で一気に流出してしまう弱点を抱えていました。
この限界を根本から打破したのが、特許技術インカラミケラチン補修です。そのプロセスは極めて論理的なケミカルアプローチに基づいています。
まず、分子量の非常に小さい水鳥由来のケラチンタンパク質を、ダメージによってすかすかになった毛髪深部のコルテックス(毛髪内部の組織)まで浸透させます(=イン)。その直後、異なる性質を持つケラチンアミノ酸を反応させ、毛髪内部で分子同士を結びつけて巨大化させます(=カラミ)。毛髪の隙間よりも大きく結合したケラチンは、髪の外へ抜け出すことができません。メーカーの公式検証データでも、一般的なトリートメントの回復率が約105〜110%に留まるのに対し、TOKIOは毛髪強度回復率140%という驚異的な数値を記録しています。
さらに見逃せないのが、フラーレン配合トリートメントとしての側面です。フラーレンはビタミンCの170倍以上とも評される強力な抗酸化力を持ち、紫外線やドライヤーの熱によって発生する活性酸素を無害化します。補修されたケラチンが酸化劣化するのを防ぐシールドの役割を果たすことで、毛髪本来のみずみずしい弾力としなやかさを長期間保ち続ける設計が完成しているのです。