露骨に怒鳴ったり攻撃してきたりする相手よりも、はるかに厄介なのが「一見すると親切で人当たりが良い人物」です。笑顔の裏で巧妙に他者を陥れるタイプは、心理学で「カバートアグレッション(隠れた攻撃性)」と呼ばれます。
彼らは決して表立った批判をしません。「あなたのためを思って」という善意の仮面を被りながら、「最近疲れてるみたいだけど、仕事量多すぎるんじゃない?無理しなくていいのに」と周囲に聞こえるように話し、結果として「あの人はキャパオーバーになりやすい」というネガティブな印象を周囲に植え付けます。褒め言葉の中にさりげなく毒を混ぜ、相手の自己肯定感を少しずつ削っていくのが彼らの手口です。
一方、一緒に過ごすだけで著しく気力がすり減る相手は、通称「エナジーバンパイア」の可能性があります。このタイプは延々と終わりのない愚痴や不満、悲劇のヒロイン話を垂れ流し、こちらの同情や時間を際限なく吸い取ります。親身にアドバイスをしても「でも」「だって」と否定して行動を変えず、ただこちらの反応をエネルギー源として浪費させるため、早期の見極めが欠かせません。