急な発熱に直面した際、大人と子供では身体の構造も自律神経の未熟さも大きく異なります。大人向けの強い指圧をそのまま子供に行ってはいけません。
大人の熱の下げ方では、強いツボ押しや温冷交代の刺激に耐えられますが、子供の熱を下げるツボ刺激は「摩擦(マッサージ)」が基本です。子供の皮膚は非常にデリケートなため、指で強く押し込むのではなく、大人の手のひらを使って優しくさすり上げるようにケアします。
子供の発熱時に特におすすめなのが、背中の中央から大椎にかけて手のひら全体で優しく上下に撫で下ろすケアです。また、手のひらの労宮周辺や足の裏を優しく揉んであげるだけでも、副交感神経が優位になり子供の緊張と熱感が和らぎます。
ただし、子供の体温が38.5度以上でぐったりしている、水分が摂れない、痙攣(けいれん)の兆候があるといった場合は、ツボ押しに頼ることなく速やかに医療機関を受診してください。