各種SNSや掲示板、Q&Aサイトに集まるユーザーの生の声を取材すると、理屈では「予洗い不要」と理解しつつも、現場では激しい葛藤が起きていることが浮き彫りになります。
ネット上のコミュニティで最も頻出するのは、「予洗いしない派に転向したが、残菜フィルターの手入れが苦痛で元に戻った」という告白です。「完全に予洗いなしで運用したら、3日でフィルターに脂混じりのヘドロが溜まり、異臭を放つようになった」「毎回フィルターをブラシで洗うくらいなら、食器を入れる前にサッと流したほうが精神的に圧倒的に楽」という意見は少なくありません。
一方で、完全に予洗いを撤廃して満足しているユーザーの共通項を探ると、明確なルールを徹底していることが分かります。「固形物はダイソーのシリコンスクレーパーでゴミ箱に落とし、油の多い皿は使い古しのウエスでサッと拭う。水は1滴も使わない」「この方法にしてから食洗機の仕上がりが劇的にピカピカになり、水道代も下がった」という実践的な声が目立ちます。つまり、現場のユーザーが直面している問題の本質は、「水で洗うか否か」ではなく、「残菜と油分の処理をシンクで水を使って行うか、乾いた状態でゴミ箱へ送るか」というアプローチの差にあるのです。