Q1:口角炎が片側だけできて何週間も治らないのはなぜですか?
A1:片側だけに症状が偏る場合、ビタミン不足などの全身性要因よりも、局所的な物理刺激が主因であることが大半です。合わない入れ歯や被せ物による噛み合わせのズレ、奥歯の欠損、片側だけで噛む癖、就寝時の唾液の流れ込みなどが挙げられます。この場合、軟膏を塗るだけでは改善しないため、歯科や口腔外科での噛み合わせ調整が必要です。
Q2:糖尿病の初期症状として口角炎が現れるのはどのような仕組みですか?
A2:高血糖が持続すると末梢の血流が悪化して皮膚の再生能力が落ちる上、白血球の機能低下により細菌や真菌に対する抵抗力が失われます。さらにドライマウスによって唾液の自浄作用が低下し、口角の常在菌が繁殖しやすくなります。傷が治りにくく感染しやすいという高血糖特有の病態が、皮膚の薄い口角に初期症状として現れます。
Q3:ドラッグストアで市販薬を選ぶ際、ステロイド配合のものは避けた方が良いですか?
A3:医師による確定診断がない段階でのステロイド自己使用は避けるのが賢明です。万が一、カンジダ菌などの真菌が原因だった場合、ステロイドの免疫抑制作用によって菌が急激に繁殖し、症状が重篤化する危険があります。まずはアラントインやグリチルレチン酸などの抗炎症・組織修復成分を主軸とした第3類医薬品を選び、改善しない場合は受診してください。
Q4:口角炎を繰り返さないために、食事で意識すべき栄養素は何ですか?
A4:皮膚や粘膜の健康維持を司るビタミンB2(豚レバー、納豆、卵、ウナギ)とビタミンB6(マグロ、カツオ、鶏むね肉、バナナ)の積極的な摂取が基本です。また、粘膜のターンオーバーに不可欠なヘム鉄(赤身肉、レバー)や亜鉛(牡蠣、ナッツ類)も重要です。胃腸が弱っていると吸収率が落ちるため、アルコールや刺激物を控え、消化の良い調理法を心がけてください。