新古車とは?新車同然なのに数十万安いカラクリと後悔ゼロの選び方

新古車とは?新車同然なのに数十万安いカラクリと後悔ゼロの選び方

新古車とは?新車同然なのに数十万安いカラクリと後悔ゼロの選び方の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

自動車情報サイトやチラシを見ても、「新古車」という言葉が公式な見出しに使われることはほとんどありません。業界の自主ルールである自動車公正競争規約において、「新車と誤認させる恐れがある」という理由から、広告宣伝での「新古車」という文言の使用が厳格に禁止されているためです。

公的に使われている正式な呼称は、普通車であれば登録済未使用車、軽自動車であれば届出済未使用車となります。法律上の扱いは「ナンバープレートを取得した時点で中古車」となりますが、運行の用に供されていない(一般ユーザーに実走行されていない)状態の車両を指します。敷地内の移動や点検作業による走行のみであるため、走行距離は概ね100km未満、実質的には10km〜30km前後の極上コンディションが保たれています。

この未使用車が大量に生み出される最大の要因は、ディーラーの自社登録ノルマにあります。自動車メーカー各社は正規販売店(ディーラー)に対し、四半期ごとや年度末に厳しい新車販売台数のターゲットを設定しています。この目標をクリアすると、メーカーから販売店へ数千万円単位の「販売奨励金(インセンティブボーナス)」が支給される仕組みです。あと数台で目標に届くという瀬戸際において、販売店は自社の名義でナンバー登録を行って実績をカウントさせ、翌月以降に中古車市場へ放出します。これが、市場に手付かずの未使用車が出回る決定的な構造的背景です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。