朝ドラとしては極めて異例のことですが、『ちゅらさん』は本編終了後もファンの熱烈な要望に応え、パート4まで続く続編シリーズが制作されました。この異例のロングランを支えたのは、家族やアパートの住人たちが織りなす強固な絆と、見事なキャスト相関図の妙です。
古波蔵家を支えるおおらかな父・恵文役の堺正章、深い愛情で包み込む母・勝子役の田中好子さん、そして重鎮として物語を締めた「おばぁ」役の平良とみさん。さらには弟・恵達役を熱演しブレイクの足がかりを掴んだ山田孝之や、運命の相手である上村文也役の小橋賢児など、豪華な実力派キャストが揃い踏みしました。彼らが東京で暮らす集合住宅「一風館」の住人たち(室井滋、戸田恵子、余貴美子ら)との丁々発止の掛け合いは、まさに日本のホームドラマの最高峰と呼べる完成度を誇ります。
そして本作を語る上で欠かせないのが、同じく沖縄出身の女性デュオ・Kiroroが歌い上げた主題歌「Best Friend」です。互いを思いやり、励まし合う歌詞の世界観は、えりぃと文也、そして家族や仲間たちの関係性と完璧にリンクし、劇中で流れるたびに日本中に温かい涙と感動を呼び起こしました。