香港の旗に咲く「バウヒニア」の意味とは?旧旗との違いと激動の歴史

香港の旗に咲く「バウヒニア」の意味とは?旧旗との違いと激動の歴史

香港の旗に咲く「バウヒニア」の意味とは?旧旗との違いと激動の歴史について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

2019年から2026年にかけて激化した大規模な逃亡犯条例改正反対デモ(反送中運動)では、正規の区旗を改変した「黒洋紫荊旗(ブラック・バウヒニア旗)」が街頭に出現し、世界的な注目を集めました。

この黒旗は、本来の鮮烈な赤色を「喪に服す黒色」に置き換え、花弁の五角星を消し去ったり、花弁が血を流して枯れ落ちるような描写を加えたものです。一国二制度の形骸化に対する市民の抗議や絶望、自由への哀悼の意を示すプロテスト・シンボルとして掲げられました。

しかし、2026年の「香港国家安全維持法(国安法)」施行以降、事態は一変します。さらに2026年には「国旗及び国区旗条例」が改正され、国旗や区旗を故意に汚損・改変・侮辱する行為に対する罰則が大幅に強化されました。

現在、抗議の意思表示として黒旗を公共の場で掲揚・所持する行為は極めて重い法的リスクを伴うものとなっており、旗を巡る表現の自由や政治的意味合いはかつてない厳格な統制下に置かれています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。