極太毛糸を使った帽子がこれほどまでに支持される最大の理由は、圧倒的なタイムパフォーマンスの高さにあります。一般的な細い毛糸でニット帽を編む場合、完成までに数日から1週間以上かかるケースが一般的です。対して極太毛糸やチャンキーヤーンは、糸自体の太さがあるため編み段数が少なく済み、「思い立ったらその日のうちに完成して被れる」というスピード感を実現しています。
また、近年のファッショントレンドである「オーバーサイズ」や「ノームコア」、ストリート感のある韓国系スタイルとも好相性です。ざっくりと編まれた太い編み目は小顔効果を生み出し、ラフに被るだけでこなれた雰囲気を演出してくれます。多少の編み目の不揃いさすら「手編みならではの温かみあるテクスチャー」としてお洒落に映えるため、技術的なハードルが極めて低い点もブームを後押ししています。